山ウド採取ガイド 山ウドとは 探し方
山ウド採取ガイド
ウド(Aralia cordata)は、北海道を含む日本全国で自生する多年草で、特に春に芽を出す新芽が山菜として人気です。
特徴的な風味があり、ほのかな苦味と爽やかな香りが魅力です。ウドには多くの食べ方があり、さまざまな料理に使われます。
ウドの特徴
外見: ウドは高さが1.5〜2メートルほどに成長し、太い茎と大きな葉を持っています。
新芽は白っぽい色をしていて、特に柔らかい部分が食用になります。
季節: 主に春(4〜5月)に採取されますが、地域や標高によっては多少ずれることもあります。
味わい: 爽やかな香りと軽い苦味が特徴で、生で食べるとシャキシャキとした食感が楽しめます。
1. 山ウドの特徴と見分け方
見た目: 山ウドは、葉が大きく、茎が直立しているのが特徴です。葉は複葉で、細長い葉が数枚ついています。
生育環境: 湿った森林や山の中、特に水辺や日陰がある場所でよく見られます。
ウド、シシウド、ハナウドは見た目が似ているため、見分ける際にはいくつかのポイントに注意する必要があります。
以下にそれぞれの特徴と見分け方の注意点をまとめます。
ウド(Aralia cordata)
葉: 葉は羽状複葉で、端が鋭く尖った楕円形をしています。
茎: 茎は太く、中は空洞です。淡い緑色で、時折紫がかった部分があります。
花: 夏に小さな白い花が密集して咲きます。
生息地: 山地や林の中でよく見られます。
シシウド(Angelica pubescens)
葉: 大きな羽状複葉で、幅広い葉を持っています。
茎: 茎は太く、緑色で滑らかです。しばしば紫色の斑点が見られることがあります。
花: 白い花が球状に集まって咲きます。ウドよりも花が大きいです。
生息地: 山地や湿った草原に多く見られます。
ハナウド(Heracleum sphondylium)
葉: 非常に大きな葉で、深く切れ込んでいます。葉の縁がギザギザしているのが特徴です。
茎: 茎は緑色で、硬く、表面がやや毛羽立っています。
花: 大きな白い花が、平らな傘状に広がって咲きます。
生息地: 低地の草原や河川敷に生育します。
見分け方の注意点
茎の構造: ウドは茎が中空で、軽くて柔らかいのが特徴です。シシウドとハナウドは茎がしっかりしており、硬めです。
葉の形状: ウドは楕円形の葉を持ち、シシウドはより広くて大きな葉を持ちます。ハナウドはさらに大きく、深く切れ込んだ葉を持ちます。
花の形状: 花の形と配置も異なります。ウドとシシウドは花が密集していますが、ハナウドは広がった傘状の花を咲かせます。
生息環境: 生息地が異なる場合が多いので、見つけた場所も参考にすると良いでしょう。
これらのポイントを押さえれば、ウド、シシウド、ハナウドを見分けるのが容易になると思います。
他にも一目瞭然に違いが判るのは、ウドの茎には白い毛が生えています、ハナウド、シシウドにはありません。
※ 他にもイタドリがあります、茎の形状も似ているので間違いやすいです。
2. おすすめの地域
一般的な地域: 釧路市の近郊に広がる森林地帯や、湿った山間部で見つけやすいです。
ただし、近年ヒグマの出没も多く危険です。このサイトでは身近な所でもウドがある場所をお伝えしています、参考にしてください。
3. 採取の時期と方法
時期: 春から初夏(4月から5月)が最も適しています。新芽が柔らかく、食用に適しています。
方法: 根元から慎重に掘り出し、周囲の植物に影響を与えないようにします。
自然に自生しているウドは、数年で大株となり、春になると沢山の芽を出します、ウドを採取するときはその株にある新芽すべてを採ってはいけません
必ず1〜2本程度は残しておきましょう。そうすることで翌年も新しい芽を出します。
手袋を着用し、周囲に配慮しながら採取しましょう。
採っても良い場所かどうかを確認する 立て看板や地元の人、役場などに確認し、立入禁止などの場所や国立公園、国定公園、自然保護区、市町村の自然公園などは避ける。
山菜採りの際は、次のような点に注意しましょう。
採っても良い場所かどうかを確認する 立て看板や地元の人、役場などに確認し、立入禁止などの場所や国立公園、国定公園、自然保護区、市町村の自然公園などは避ける。
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